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よく噛んで食べることによる脳への影響

かつてこんな実験が有りました。噛むことと脳の活性化の関係を調査したのです。チューインガムを使って実験を行ったところ、脳の様々な部分の領野が活性化することが判明しました。噛む事により、運動野や感覚野だけでなく、補足運動野や、視床、そして小脳などの活性化が生じるのです。

その調査ではチューインガムを噛む前と後では、特に高齢者で前頭前野が活性化することが分かりました。脳にある前頭前野という部分は、「知識」、「情緒」そして「意思」と深く関わりのある部分です。具体的には、考えることや、対話すること、意思を決定すること、喜怒哀楽を表現すること、意識や注意を集中させること、そして意欲をアップさせるなどで、もっとも人間が生きる上で意識の重要な機能が備わっている場所です。

ガムを数分間噛んだ後の海馬の活動がどうなるかも調べましたところ、高齢者であるほどその部分が活性化し、記憶力テストの成績だってよくなりました。人間というのは、高齢になると海馬が小さくなり、機能がおとろえて記憶力がさがります。しかしながらよく噛むことによって、海馬を活性化することができます。

海馬には、物の大きさや形、位置、方向などを人に認知される機能があります。この機能を「空間認知能力」と呼びます。海馬の能力が落ちて「空間認知能力」がなくなってくると、自分が今どこにいるのかという認識が難しくなります。ですから、ふだんから食べ物をよく噛んで、海馬を活性化させて、「空間認知力」が落ちないようにしましょう。

また扁桃体と前頭前野がストレスを受けると、それらの器官は異常に活発化します。その現象と噛むという行為がどう影響しあうかを調べるため、被験者らにヘッドホンで大音量の非常ベル音を聞かせるとともに、ガムを数分間噛ませる実験を行いました。その結果ですが、大多数の被験者で、ストレスによって活発化した扁桃体と前頭前野の活動を抑えることに成功したのです。つまり、ガムを噛むことによって、不快なストレスを和らげることができるとわかったのです。ですからイライラしたときなどは、チューインガムを噛んでみましょう。ストレスが和らぐはずです。

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